神秘に満ちた世界遺産、ニューグレンジ
アイルランドの楽しみは、まず自然の美しさ、そしてその景観に見事に溶け込んだ人々の生活もよう、街並みや田舎の風景などにあふれる情緒。これだけでも十分に堪能できる魅力にあふれていますが、さらにもう1つ、この国ならではの見所は、古代の巨石建造物や墳墓、そして古い修道院やケルト十字架などの遺跡の数々ではないでしょうか。
緑豊かなダブリン周辺の東海岸地方には、世界遺産に指定されている有名なニューグレンジの塚や、初期キリスト教の聖地グレンダローの遺跡群など、重要なスポットがコンパクトにそろっています。いずれもダブリンから日帰りで簡単に見て歩ける距離で、ダブリンを拠点としたデイツアーバスも色々な種類が出ているので、レンタカーなどの足の無い人でも気楽に見て回ることができます。
【アイルランドを代表する世界遺産、ニューグレンジの塚】
アイルランドの考古学において最重要な遺跡の1つが、このニューグレンジです。紀元前3200年ごろという、エジプトのピラミッドより古い時代に造られた塚で、直径76メートル、高さ12メートル、内部には20メートル近い長さの通路と高さ6メートルの天井のある広い部屋が、今なお完璧な状態で残っています。ケルト人がこの島に渡ってくるより遥か以前からあったというニューグレンジの塚は、一体どんな人々が造ったのかも謎ですし、その目的についても決定的に解明されてはいません。古墳であったという説と、ストーンサークルなどにも言われている天文学施設であったいう説がありますが、天文学的な考慮がなされた建造物という事だけは確かで、太陽の動きに正確に合わせたある仕掛けが、この遺跡の重要なポイントとなっています。そしてなんと、見学者もその古代天文学の仕掛けを体験できるアトラクションがあり、とても楽しめる遺跡なのです。
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