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パブはもはやアイルランドの文化です!


パブはもはやアイルランドの文化です!アイルランド人の形容詞としてポピュラーなものの一つに、お酒好きというのがあります。代表的なギネスビールはもちろん、スコットランドとならんでウィスキーの銘柄にも事欠きません。なにしろ、のんべえです。そして、集まるのが大好きです。飲むなら、家庭より断然パブです。パブといっても、アイルランドのパブは相当家庭的な社交場のようなところで、田舎へいくほどその傾向は強まります。

パブではまず、誰もが決まってギネスを飲みます。パイントグラスで注文するギネスは、昔なら室温で飲むのが一番といわれましたが、冷やした喉越しの美味しさが知れ渡ったのか、今はそれなりに冷えた状態で出てくるのがほとんどになりました。昔と変わらないのは、クリームのようにきめの細かい泡と、最高の状態でサーブするためのサージングという待ち時間です。

ギネスのあの素晴らしい泡と絹のような飲み心地は、サーバーから勢い良く噴出すギネスを、八分目ぐらいのところで一旦止めて、カウンターにある専用の台の上に並べて待つこと1分強、そして改めてゆっくりと最後の泡まで注ぎきる・・2分ばかりかかるこの手間をかけて作り出されます。だからギネスのパブでは、カウンターの上にこのサービング中のグラスが、まるでおあずけのように並んでいる光景がつきものです。決して意地悪をしているわけでなく、この一手間がとっても大事なのです。

待たされるのはうれしくありませんが、サージング中のギネスを見ていると、けっこう飽きません。注いだ瞬間はコーヒー牛乳のような色をしているギネスの底から、少しずつ上へ上へとクリームのような泡が上がって行くのです。クリームの泡と黒いギネスビールとの境界線がだんだん上がっていく様子は、実に魅力的です。

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