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お日様の色をしたバターカップのお花で占う


遺跡の多いアイルランドだけに、遺跡や歴史のお話ばかり続いてしまったので、ちょっとこのへんで休憩です。果てしなく広がる牧草地はもとより、街中の住宅地の庭先にも、そして大都市の公園緑地にも、アイルランド中で見られる野の花の中から、特にありふれた、でも親しまれている3つのうちの2つをご紹介しましょう。

【お日様の色をしたバターカップのお花で占うのは?】
黄色いお花がバターカップ。ヒースにも色々な種類が・・ちょっとした草地があれば、この黄色いお花は必ず見つかります。バターカップという美味しそうな名前は、つやつや光る花びらの色合いからでしょうか。この黄色い花を摘んであごの下にかざした時、あごが黄色く光ったら、その人は恋をしている・・そんな占いがあるそうです。明るく鮮やかな黄色をした光沢のある花びらのせいか、たぶんそれが光を反射するためなのでしょう、たいていは誰がかざしてもあごは黄色く光るのですが・・。

日本ではエリカの名でも知られていますね。【野山を薄紫に染めるヒースの花】
アイルランドやスコットランドなどの寒冷な地域の野辺は、夏も半ば過ぎると、次々にヒースの薄紫色に染まりはじめます。こちらではお花を単体で呼ぶときはヘザー、群生しているものをヒースと呼ぶようですが、ヒースと一言で言っても種類がいろいろあって、小さなお花ひとつひとつを見てみると、丸く球体をしたものや、細長いもの、色の濃いもの薄いもの、様々です。泥炭をもたらす資源の源でもあるヒースですが、ロックガーデンなど庭植えして楽しむ人も多く、種々のヒースばかりを集めたティータオルのデザインなど、人々に愛されているのがわかります。乾燥させたものをポプリにしたり、ハーブティーにして飲む事もあります。ほんのりとひなびた懐かしいにおいがします。