広大なキャンパスを惜しげもなく公開しているトリニティ・カレッジ
それでは、アイルランド唯一の都市ダブリンの名所を、ほんの一部ですがご紹介していきましょう。最初は、シックな黒いアイアンのメインゲートの中に広大なキャンパスを惜しげもなく公開している、美しい大学です。
【トリニティ・カレッジ】
ダブリンの市街地図の中でもよく目立つ広い敷地を持ち、古く中世の頃よりヨーロッパでも有数の名門大学として名高い学府がこのトリニティカレッジです。豪華な装飾で有名な写本、ケルズの書や、伝説の王ブライアン・ボルーの名を持ち、アイルランドの象徴として、またギネスビールのシンボルマークのモチーフとしても有名なボルーのケルティック・ハープを所蔵しているトリニティ・カレッジは、1592年創立のアイルランド最古の大学で、現在も多くの学生達が集う広いキャンパスは、観光客やダブリンっ子達の憩いの場のひとつにもなっています。なかでもロングルームと呼ばれ長さ65メートルにも及ぶ古い図書館は圧巻で、高い天井の下に梯子のついた巨大な書架が延々と立ち並ぶ光景は一見の価値があります。目玉的な展示物のケルズの書は、中世の写本の中でも最も美しいといわれる物のひとつで、ガラスケースの中に大切に展示されています。興味深いのは、そのページが日ごとにめくられているということ。この大学の生徒達なら、全てのページを見る事もできるでしょうね。
ロングルームと、ケルズの書を公開している展示室の他にも、トリニティ・カレッジには、大学ゆかりの所蔵品やケルト美術をモチーフにしたグッズ、その他種々の書籍など、アカデミックでセンスのある土産物が揃った売店もあり、なかなか楽しめます。学内のカフェで食事を取ることもできますし、面白いところでは、アイルランド中の幾つかの大学が提携して行っているサービスとして、学生が寝泊りしているドミトリーを、夏休みなど長期休暇中に限り、旅行客にも開放するというものもあります。トリニティカレッジの場合は、とても古い建物のうえに寮ですからシャワーやトイレは部屋の外だったりもしますが、ベッドは心地良く整えられ、古いという事意外はそれほど苦になることもありません。セットでついてくる学生食堂でのビュッフェ形式の朝食も食べ応えがあり、一瞬の大学生気分を味わうこともできるドミトリー宿泊は、気ままな旅にはもってこいの素敵体験かもしれません。