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国立博物館とセント・スティーブンス・グリーン

国立博物館の国宝、タラブローチも撮影ご法度なのでしおりで失礼・・【国立博物館】
トリニティカレッジと隣接して立つ国立博物館も、19世紀の終わりに建てられた由緒ある建物です。ここでの見ものは、何と言っても古代ケルトの美しい工芸品の数々でしょう。ダブリンより少し北へ向かった郊外にあるタラの丘から発見された国宝、その名もタラ・ブローチに代表される、ケルト人達の遺した工芸美術品は、精緻な装飾と洗練されたデザインのセンスが圧倒的にきれいです。丸い輪と長いピンから成るケルト式のブローチは、全体の形そのものも美しいので、現在も土産物や装飾品としてデザインされたものが沢山売られています。オリジナルは小さなものからとても大きなものまで種類も様々で、大きいものは本当に巨大でどっしりとした存在感があり、ざっくりと編んだ重く大きなマントをこのブローチで飾って闊歩していたであろう、いにしえのケルトの王族や武将たちの姿がしのばれて、なかなかロマンチックな気分に浸れます。ブローチの他にも繊細な金銀の装飾をまとった聖杯やアクセサリーなど、様々な工芸品や多数展示されており、紀元前2000年を遡るケルト人達の芸術的感性を、今に伝えています。

広大な緑地に恵まれたセント・スティーブンス・グリーンで一休み【セント・スティーブンス・グリーン】
トリニティ・カレッジや国立博物館のある一角は、ダブリンのわりとこじんまりとしたシティセンターの中でも、特に明るく賑やかなうえに安全で落ち着ける地域といえるでしょう。比較的コンパクトな中によい施設が詰まっていることも無関係では無いはずです。この一角の南端に位置するのが、このセント・スティーブンス・グリーン、豊かな木立と広い芝生、大きな池のある公園です。緑でいっぱいの園内はとても広くて、人々はベンチや芝生でのんびりとくつろいだり読書したり、昼寝したりデートしたり、ダブリンっ子達のまさに憩いの場です。ここでなら、広い池に浮かぶカモメや水鳥たちをぼーっと眺めて和むのもよし、ベンチに座って旅日記や絵葉書を書くもよし、お天気さえ良ければ思い切りゆったりとした時間を過ごせます。また歴史に興味のある人なら、アイルランド独立の歴史の中でも最重要なイースター蜂起の拠点の1つとして、市民軍が立ち上がった場所がこの公園であった事を思い起こしてみるのもよいですね。歴史の重みが随所に感じらるのも、ダブリンの大きな魅力のひとつなのです。