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テンプル・バー、ダブリン城、聖パトリック大聖堂、クライストチャーチ大聖堂

【テンプル・バー】
グラフトンストリートを再び北上し、今度はダブリンの真ん中を東西に流れるリフィ川に向かいましょう。川の南岸沿いに西へ向かえば、石畳の細い通りが姿を現します。テンプル・バーと呼ばれるこの通りは、学生やアーチスト達が行きかう若者の街として、ダブリン、そしてアイルランドの中でも最先端をいく、新しい文化の担い手を育てている地域です。前衛的なデザインの建物や、日本人からみるとどうかと思えるようなセンスの漂うお店も中にはありますが、映画のセンターや高級ホテル、お洒落なレストラン、ギャラリーなどが立ち並び、常に人々で賑わっていて見飽きません。中世を意識した石畳の通りは、映画の撮影などにも使われたりと、話題に事欠かないダブリンの文化発信地帯です。

【ダブリン城、聖パトリック大聖堂、クライストチャーチ大聖堂】
ダブリンの地図は、東側に港を望み、東西に横たわるリフィ川を挟んで南北に円形を描いて広がる街並みが特徴的で、それぞれの地区が独特の雰囲気を持っています。中でも川の南岸の旧市街にあたる区域は、古くはバイキングが砦を敷いていたという正真正銘の元祖ダブリンです。ダブリン城は1200年の始め頃ジョン王によって建てられてから20世紀に至るまで、イギリスによるアイルランド支配の拠点であり象徴でした。現在残っているオリジナル部分はごく一部ですが、修復された円筒形の塔が記念に残されています。
 
聖パトリック大聖堂とクライストチャーチ大聖堂は、ともにダブリンを象徴する大聖堂で、大都市に2つの大聖堂が500mと離れず建っている珍しいケースとして複雑な事情も絡んでいるそうですが、それぞれに見ごたえのあるカテドラルです。アイルランド男子を象徴する名前でもある聖パトリックゆかりのパトリック大聖堂は、「ガリバー旅行記」の著者、ジョナサン・スウィフトが主席司祭を務めた事でも有名で、その墓所にもなっています。原著は皮肉たっぷりな風刺小説のガリバー旅行記を書いたスウィフト、人々にいったどんなお説教を聞かせていたんでしょうね。

一方のクライストチャーチ大聖堂は、アイルランド一といわれる大規模な地下聖堂を持つことでも有名で、最近になって一般の観覧ができるようになり、古代の遺物や圧政時代の名残の品などが展示されているようです。またこのクライストチャーチ大聖堂に備えられた鐘は、最古のひとつが1032年製造ともいわれる総勢19個もの鐘が独特の複雑な響きをかもしだす事でもよく知られ、音楽CDにモチーフとして使われたり、あのU2も歌詞に引用したりしています。