ダブリンからほど近いホース岬
ダブリンから北に向かって、海を眺めたりしながら揺られること約20分、ダートの電車はひとつの終点に着きます。それは長く突き出た細い半島の先端にあるホースの岬です。ダブリンの北側に大きく湾曲して回り込み、ちょうどダブリンの街を覗き込むような形をした半島で、ダブリンの街方面から見るとまるで沖合いに浮かぶ島のような感じでよく見えます。ダブリンから見てもよく見えるわけですから、当然岬の側から眺めるダブリンの眺望には定評があります。
長く弧を描いてダブリン湾を囲んだ半島の先端にあり、丸い孤島のような形をしたホース岬なので、その周囲は殆ど海に囲まれた状態ですが、その岬から外海を眺めると、ぽつんとひとつ小さな島があるのに気付くでしょう。これは「アイルランドの目」と呼ばれる無人島で、岬から少し離れた沖合いに浮かんでいます。中世の古い教会跡が残っているのが岬からも肉眼で確認できますが、これはかの昔、度重なるバイキングの来襲に修道士達も太刀打ちできず、早々に廃墟化したものだとか。今はもっぱら海鳥達の楽園として静かな佇まいを見せている島です。