見どころスポットが多い南の都コーク
アイルランドではダブリンに次ぐ大都市、コークの中心街は、古都ダブリンに比べてみると、よりモダンで洗練された印象を受けます。周囲に多くの遺跡や景勝地を抱え、歴史にゆかりの深いスポットも数多いコーク。この街に住む人々は、芸術や文化に対して造詣が深く、フレンドリーな気質ともいわれています。
それを裏付けるように、この街では毎年、コーク・ジャズ・フェスティバルをはじめ国際的な映画祭や音楽祭が開催され、2005年には「ヨーロッパ文化の首都」に選ばれています。また最近では、定評あるガイド誌ロンリープラネットの選ぶ「2010年に訪れるべき都市」ベスト10に、京都やイスタンブールなどと並んでランクインという快挙を遂げています。
コークの街のこのようなたたずまい、明るく落ち着いた雰囲気は、アイルランドで最も古い大学の一つであり、現在も内外問わずトップクラスの研究機関、コーク大学の存在によるところも大きいようです。歴史の重みとモダンな感性とがバランスよく同居するキャンパスでは、バイオテクノロジーやナノスケール科学、マイクロエレクトロニクスなどの最先端の科学から、食物学、ケルト文化やアイルランドの伝統芸能に至るまで、多岐にわたる研究がなされ、世界中から集まった留学生を含む1万5千人の学生たちが学んでいます。
ダブリンのトリニティ・カレッジがそうであったように、コーク大学のキャンパスも一般に対し大らかに開かれていて、伝統芸能のサマーコースなどに参加したり、語学センターで英語を学ぶことも可能です。コーク大学内の、都会的でお洒落なカフェのような学生食堂で食事を頂いたとき、各テーブルに小さな水盤が置かれ、生花が活けてあったのが印象に残っています。