ブラーニー城で伝説の石にキスをすると?
アイルランド南の都、コーク周辺は、雄弁のおまじないで有名なブラーニー城や、タイタニック号ゆかりのコーブの港、名高いアイリッシュ・ウィスキーの醸造所博物館など、お立ち寄りスポットも豊富。順番に紹介していきましょう。
【ブラーニー城】
このお城についてはテレビでも幾度となく紹介されているので、ご存知の方も多いのでは。数多いアイルランドの城跡の中でも、特別なご利益の言い伝えで有名なお城です。なんでも城壁のてっぺんにあるブラーニー・ストーンなる石にキスをすると、口達者な雄弁家になれるのだそう。石にキスするだけなら一見簡単そうですが、実はこの石、けっこう大変な場所にあって、キスするには城壁の縁からあおむけに仰け反ってぶら下がりながらしないといけません。危ないので両手でつかめる取っ手が設置してあり、ガイドの人が足を持って助けてくれたりするのですが、それでもかなり、おっかないものです。
そもそも、このブラーニー・ストーンの言い伝えはどこから来たのかというと、15世紀の中頃このお城に住んだ領主、マッカーシー氏の功績に因んでいるそう。その功績とは、当時強大な力を誇っていたエリザベス女王に対し、巧みな言い逃れや上手な褒め言葉などを駆使したおつきあいで、まんまと自治権を獲得する事ができたというもの。それが現在もアイルランド有数の観光施設となっているこのお城最大のセールスポイントになっているわけです。この石のいわれですが、ここに紹介した公式の言い伝えの他にも諸説あって、なかなかロマンのある石なので、興味のある人は調べてみると面白いですよ。
どちらにせよ、雄弁家になれるというこの石のご利益、いかにも、多くの伝説や文学、詩歌の故郷として名高いアイルランドらしい価値観が見事に表れたご利益ではないでしょうか。