コークとその周辺
南の都、アイルランド第2の都市コーク界隈には、商業の盛んな土地柄ならではの見所がいっぱい。あの有名な船にちなんだスポットもありますよ。
【オールド・ミドルトン蒸留所】
ウィスキーといえば、まずスコットランドが有名ですが、実はアイルランドのほうがその歴史は古いのだとか。勿論その味わいも負けてはいません。そのアイリッシュ・ウィスキーの銘柄の中でも最有名のひとつが、ジェイムソンです。ダブリンのパブのバーマンが、お土産にするならこれ、と教えてくれたジェイムソンは、お酒はそんなに得意でない筆者にとっても香りよくまろやかで飲みやすい、本当に美味しいお酒でした。
このお酒を造っているのが、ここオールド・ミドルトン蒸留所です。ギネスとならびアイルランドを代表するウィスキー。世界最大級というポットスティルが残るこの蒸留所では、アイリッシュ・ウィスキーの歴史や蒸留法などを、ビジュアルで楽しみながら学ぶことができます。お酒好きな人、お酒のうんちくが好きな人は、ぜひお立ち寄りくださいね。
【コーブ】コークの街にほど近い港町コーブは、歴史の項でもお話した数百万というアイルランド移民を、大海原へと送り出したことで何より有名なところです。極貧と飢饉から逃れるため、わらにもすがる気持ちで二度と見る事のない故郷を後にしたアイルランド移民たち。当時クイーンズタウンと呼ばれたコーブでは、そんな移民たちを偲ぶ博物館、クイーンズタウン・ストーリーの他、アイルランド1の鐘楼を持ったセント・コルマンズ大聖堂も見所のひとつです。
移民といえば、この街でもう1つ忘れてはならないのが、あのタイタニック号の存在。北アイルランドのベルファストで造船された当時最大の豪華客船タイタニック号が、悲劇の難破をとげる直前、最後に寄港した港が、ここコーブでした。この港を建って3日後の真夜中、タイタニックは北大西洋で帰らぬ船となったのです。現在もタイタニックゆかりの建造物がたくさん残されていて、タイタニック・トレイルなるウォーキング・ツアーも企画されているので、これに参加して当時の様子に思いを馳せてみるのも一興ですね。